*** テキトー絵日記 ***

2016/09/07 (水)

バリサクのケース初分解

めちゃくちゃ蒸し暑い by G1X Mk2

昨日、修理したのはフルートだけではなかった。バリトンサックスのケースの底面には4箇所の内、二箇所にキャスターが付いていて反対側の取っ手を持って引っ張ると特大のキャリーケースのように持たずに転がして移動できる。ケースは大きくて重いのでこれは助かる。なにしろ乗用車で運ぼうとするとキッチリ後ろの座席2人分を消費するくらい大きい。なのでトランクには入らない。

割りと大きなキャスターが付いているので床に置いた場合、普通の楽器ケースよりも床から上がっていると言える。なのでキャスターが付いていない2箇所は単なる足パーツなのだけど、これが妙に背が高い、いや違うな,脚が長いということだ。つまり楽器を持ち運ぶ際に、この長い足パーツの出っ張りには当てたり引っ掛けたりしやすくなってしまうのだ。

その結果、この足パーツがネジを付けたまま楽器ケースからポロリと取れてしまった。実はこれがすでに2度めの出来事だ。二度あることは三度ある。絶対そうなる。そこで今度は元からの木ねじよりも長いネジで止めようと思ったのは当然なのだけど、ちょっと待てよ、この楽器ケースの底面だけど、そんなにネジ止め出来るような芯材が通っているのか?

そこで楽器を取り出し、側面のノリを剥がしつつ楽器形状に受け身を作っているケースの下側の分厚いウレタンフォームを取り出してみたら、わお、流石は中国製だ。底面は(ケース全面ともだけど)チャチなベニヤ板そのままなのだった。これじゃビスは効かないぜ。

そこで適当な木片をあてがい長いビスでしっかり固定して取れた足パーツの修理を終えた。ついでに残っている3箇所も補強しようかとも思ったのだけど、いくら木片といってもそれだけ重量増になるし、まあいつでも修理可能なので取れたら取れてから直すことにした。

それにしても見た目はそこそこでも、実際の作りはおもいっきりチープなのがよく分かった。これが中国製品が安い訳だな。

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