クローズアップ by G1X Mk2
まるでSLとか工場の一部のようにも見えるボクのバリトンサックス。アンティーク仕上げをチョイスしたこともあってアップにすると妙にメカっぽく見える。しかしこのタイシャンサックス、使い始めてからまもなく10ヶ月になろうとするが今のところは何の問題もない。よく鳴るし、ほかのサックスプレーヤーからは「いい音ですねえ」とも言われた。これで国産の1/3から1/4の値段なので驚いてしまう。
サックスを始めたのはアルトサックスで、これが高校1年のとき。それから25年ほどしてテナーに転向し、また25年経ってバリサクだ。今度の場合は完全に転向したというわけではないが、年々というか年を追うごとに扱う楽器の音域が下がってきている。確かに以前はアルトやテナーで演っていた曲もバリサクで演ると趣が変わって面白く感じる。
その代わりというか去年から本気でフルートにも取り組み始めた。こっちは高音域が愉快だったりするので自分の中ではバリサクの低音と共にバランスを取っているのかもしれない。それにしてもフルートは難しい、サックスのほうがうんと簡単に思える。
てなことで、今夜は3週間ぶりのフルバンド練習。おまけにサックスが久しぶりに4本(As,As,Ts,Bs)揃ったのでハーモニーの厚みが増してアレンジ譜の醍醐味が味わえた。バリサクを始めるまでの50年間はコンボだけしか経験がないので、こういう分厚いサウンドはとても新鮮だ。