浴室グリーン by G1X Mk2
今日は一日中、雨が降り続いた。それも時折激しく後は細くといった感じで強弱が良く出ていた。雨なので当然のごとく湿度は高いが幸いに気温がそれほどでもなかったので蒸し暑い印象は無かったがサッサとエアコンは使ってしまった。
沖縄方面に接近中の台風18号の強さの指標が「非常に強い」から「猛烈な」に変わったというので調べてみたら、なるほどこれは確かに強烈な台風だ。今日の午後5時現在で台風の勢力は915hpa、最大瞬間風速はなんと80mに達している。
伊勢在住の地元の人に言わせると今までやってきた大抵の台風は「大したことなかった」と言う。それはスゴイ台風という基準に昭和34年にこのあたりを直撃した伊勢湾台風を当てはめて考えているからなのだ。ちなみに伊勢湾台風の最低気圧は894mb(当時はミリバールだった)、潮岬に上陸した時点でも930mbだった。最大風速(瞬間風速ではない)が60mなので今回の台風18号(最大風速55m)とほぼ同じと考えられる。
だとするともっと被害が出ても不思議ではないのだけど、住宅の耐震技術が進んだように今の住宅の風に対する抵抗力も随分と進化しているということなのかも知れない。確かに昔はもっと簡単に屋根瓦が吹き飛んだものだ。怖いのはこの飛ばされた屋根瓦が飛んできて窓に当たったりすることで、もしも台風の最中に窓が壊れたら次は窓から侵入した風の勢いで屋根が飛ばされる危険性が増大する。だから雨戸は必須だったのだけど、マンションなど雨戸のない建物も随分増えたのは屋根瓦が飛ばなくなったからか、あるいは簡単には壊れない窓になったか、いったいどっちなんだろう。
それにしても伊勢湾台風では死者の数が5000人を超えたのだから未曾有の大惨事と言えよう。停電したままの夜、刻一刻と迫る大型台風、唸る風、叩きつける雨、揺れる家、パラパラと崩れる壁土、あのときの恐怖はボクの記憶にもしっかりと残っている。