by G1X Mk2
今日から近所の会館で市展が始まった。近所というのと、たまに知り合いが出品していたり、もとより写真や絵画は興味があるので最近はほぼ毎年出掛けている。
出品内容はどれも力作で圧倒されるが、今年は絵画の部にあった一枚に目を奪われた。絵画としてはどちらかというとグラフィカルでポップなものなのだけど、なにしろそれがすべてボールペンと色鉛筆で描き込まれていて、とにかくその内容の細かいこと。パッと見て細かいなあと感心しつつ、さらに目を近づけると更なる細かさに気がつくというほどで、なんだか神経症的な細かさという印象を持った。
写真の部では、これも力作大作揃いなのだけど、普段から写真雑誌などを見ているとそんなに新鮮な驚きは受けない。技術的な点ではマクロ系の写真とか、森の苔の発色を描くこととかに興味を持ったが、写真としてハッとするような新鮮さは感じなかった。でも技術的にはメチャクチャ上手いと思う。
いつも困るのが書の部で、そもそも何と書いてあるのかが読めない。情けない。同じ日本人だろうかとか思ってしまうが読めないものは読めない。なかには高校生の出品で万葉集から選んだものを書いてあるが、そんな有名なはずの文章でも読めない。お恥ずかしい限りだ。
それぞれの部門で自分の気に入った作品を選んで投票してきたが、書の部門だけは読めないが書体が面白いと思ったものに投票してきた。これじゃあアラビア文字書道と同じだなあと思いつつ。