テスト撮影 by K10D
普段の撮影ではカメラのフラッシュはほとんど使わない。カメラ内蔵のストロボでは正面から強い光を発するので、そうして写真を撮ると陰影のないベタッとした写真しか撮れないからだ。おまけになんでも明るく撮ろうという気になれず、むしろ暗いものはカメラが写す以上に暗く表現したいほどだ。
でも一つだけ例外があって、それがマクロ撮影で活躍するリングライトというものだ。これはカメラのレンズ周りにライトを配して近接撮影でも影がでないようにするというもので手術室などの無影灯と同じ原理だ。これには以前から興味があったのだけど、いかんせん、ちょっと興味がある程度ではお値段が高すぎる。国産の純正品ならば数万円は覚悟しないといけない。
ところがさすがは中国製品だ。この一式がなんと3000円以下で入手できる。驚いたねえ、お買い得なのはタイシャンサックスだけじゃないのだな。もちろん国産純正品ほどの多機能性は無いのだけど、ともかく接写ライトとして使う分には何も問題がない。手持ちのレンズ口径に合わせるアダプターも一通り入っているからたいていのレンズでこれを使える。ただしTTLなどの機能は無いからフラッシュとしてではなく常灯のライトとして使うに限る。
てなわけでさっきこれが到着したのでさっそく身近なアレやコレやを無影マクロ撮影してみたのだけど、なかなか面白い。ちょうどダイニングテーブル上のユリが昨日開花したのでそれを撮ってみたのが今日の写真。何の凝ったこともせず普通にレンズを向けただけでこんな写真が撮れてしまうのだ。面白いなあ。
これがそのシステム