by G1X Mk2
ボジョレーヌーボーというのはガメイ種のぶどうを使った赤ワインだけかと思ったら、今は白ワイン(シャルドネ)のヌーボーも出荷されているとのこと。知らなかった。白だったら若いワインでもいいかもしれない。このボジョレーヌーボー騒ぎも以前よりは落ち着いてきていて、日本で出回るヌーボーも数が減っていると聞いたことが在る。たしかに同じ飲むなら若いワインより熟成の効いた深みのあるほうが美味しいものな。
というわけで今夜は祝・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーと題して、ワインと和食とジャズの夕べ。この店での演奏はこれで3回目だが、和食の料理屋さんなのにお客さんはジャズを喜んでくれるので演っていて楽しい。ただし、サックスのボリュームは結構落として演っていたので、かえって蓋を開けたグランドピアノの音が大きく感じた。なのでこの後。蓋を低い位置にセットし直した。
前半を演奏曲、後半は歌手も入って賑やかに。やっぱり人の声というのは注目されやすいのが良く分かる。インストだけならBGM的に演奏することも可能だが歌はそうはいかない。どうしても注目を浴びる。するとそれに応えるだけのものを返していかないとイケナイ。これを小粋に演出できれば最高なのだけど、これはなかなかハードルが高いとこだろう。
今夜は45分ほどを2セットだったので演奏体力としては余裕なのだけど、音量を押さえて吹くサックスというのは却って体力を消耗するのだった。でもしかし、こういう音量を抑えた、音数の少ない、スカスカしたデュオというのは嫌いではない。