by G1X Mk2
こんな天気の日は家にこもって部屋でゴソゴソとしていたいと思ってしまう。といってもテレビはほとんど見ないので、そうだなあ、Youtubeで音楽三昧するか、Amazonの無料映画を見るか、読みかけの小説「パンドラ」の続きを読むか、そんなところだ。
天気に関わらず家の中で毎日していることは、朝日と産経の新聞2紙を読むこと(対極的な2紙を読み比べるのは面白いが時間も掛かる)、英語日めくりの今日の文をチェックすること(すぐに終わる)、Common
American Phrasesを1ページ読むこと(へえと思うような言い回しが結構ある)、あとは数日おきだけど、シャツのアイロン掛けと天声人語の書き写し、それと録画しておいたEテレの語学放送を見ることくらいかな。
昨日のニュースだけど、キューバのフィデル・カストロ前議長が90歳で亡くなった。アメリカの植民地政策を容認し続けた親米バティスタ政権に対し革命を起こし、理想国家を作り上げようとしてアメリカの反対陣営であった旧ソ連に接近した結果キューバ危機を招いた。思想的な共産主義というよりはアンチ資本主義の国家運営であったと思う。そのカリスマ性は共に戦ったチェ・ゲバラに引けを取らない。こんにち、キューバが優れた医師や医療体制を持ち、またスポーツ選手や音楽家に優秀な人材を多く輩出しているのも、無料で受けられるキューバの教育制度が大きく貢献していると思う。
実際にキューバに旅してみると、あのなんともいえない人懐っこさが国全体に漂っていて、貧しいのだけど朗らかに暮らせるというのは医療や教育が保証されていることと無縁ではないと思う。無料の音楽学校で、授業中はモーツァルトを習い、休み時間にサルサを演奏するだなんて何と素晴らしいことだと感心するほか無い。こんな国家を誕生させたフィデル・カストロに哀悼の意を表したい。
Hasta la victoria siempre!