*** テキトー絵日記 ***

2016/12/22(木)

電飾は綺麗だけど

駅前のイルミネーション by G1X Mk2

昨今はあちこちでイルミネーションの電飾が盛んだ。特に電球がLED化されてから余計に電飾が加速されているんじゃないか。場所も増えていれば規模も大きくなっている。三重県だと、なばなの里が国内最大級をうたっているし、神戸のルミナリエなんかもそうだろう。また規模は小さくてもリゾ−トホテルの前庭とか駅前などのちょっとした公共スペースなどでよく目にする。これらが特に冬に多いのは、元々がクリスマスツリーの電飾から派生してるからなのかな。

海外の観光地などでも盛んに夜のライトアップを観光の目玉にしたりするところが増えてきている。エジプトのアブシンベル神殿とかタイのアユタヤ遺跡とか、もともと夜間は夜の闇に沈んでいたであろう歴史的地区でも観光客向けに盛大な照明で夜の演出をしようというわけだ。しかも日本の場合はLEDなど省エネタイプの照明が主流だけど、海外ではむしろ強力な電球照明が多いようだ。

初めてタイに行ったときに、だんだんと高度を下げてきた飛行機の窓から見えた灯りがとても綺麗で感動した覚えがある。といってこれは特になにかをライトアップしていたわけではない。家々の灯りや高速道路などの街路灯、そこを流れるクルマのフロントライトや赤いテールランプなどが重なってキラキラしていた光景だ。だから灯りに憧れる気持ちはよくわかる。

でもなんでもかんでも照明を当てようという考え方はどうかと思うな。一時、クリスマスイルミネーションを家の外中に設置して、普通の家なのに多くの見物客が集まるということがあったが、あれをどうかと思うというのと同じ気持ちで、もともとが僻地などの歴史的建造物に照明を当てるのもどうかと思う。街中にあるエッフェル塔やスカイツリーとは違うんだからさ。都会が不夜城なら非都会の夜は暗くていいと思うのだけどねえ。

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