by G1X Mk2
これは今年も台湾から送られてきた年賀状。なかなか凝っていて配色やデザインがそれっぽいので気に入っている。サイズもハガキより大きいしこのまま自立できるので当分は本棚に飾っておこう。
年賀状をもらうようになったそもそものきっかけは2012年に台湾に旅行したときに、偶然手にした高雄名産の養膚膏が始まりだ。その時は何の知識もなくたまたま買ってみただけなのだけど、使ってみたらその良さに気がついたのはいいが、日本国内では買えないようなのでそれ以降は毎年高雄から直接送ってもらっている。すると年末にはこういうゴージャスな年賀状も送ってくれるのだ。妙に宣伝臭くないところがいいね。
台湾に旅行したときに案内してくれた現地ガイド氏が「中国人は大っ嫌い!」と力を込めて何度も口にしていたのが強く印象に残っている。そういう彼も中華系の人に違いないはずなのだけど、どうも台湾人のアイデンティティーは大陸系中国人とは全く別のようだった。
確かにボクが旅行した5年前は中国大陸の経済的発展が目覚ましいときで、台湾各所にも大陸からの旅行者が大勢詰めかけていて、そのマナーの悪さはボクもあちこちで見たり聞いたりしたが、台湾人にとっては我慢ならないものだったようだ。それに近親憎悪というせいもあるだろうしね。
それでも台湾はまだ大陸と海峡を隔てているから一定の距離を置けるが、香港のアイデンティティーはもっと危ういことになっているのだろうと想像できる。知らなかったが香港に隣接した経済特区の経済力はいまや香港よりも大きいのだそうだ。中国共産党が管理する資本主義的な経済発展という矛盾した制度が今後どうなっていくのか、これはちょっと興味がある。