by G1X Mk2
コンデジはこの手のタイミングに弱い。普通に撮れば列車がフレームに入り始めてから画面いっぱいになるまでに2枚と撮れない。普段はさほど気にならないタイムラグもこういう時はとてももどかしい。デジイチでシャキンシャキンと撮れば気持ちいいだろうなと思う。動きのある被写体に関してはコンデジはまだまだだ。
カメラ全般の売上不振でニコンが大幅な赤字になっている。もう一方の雄であるキャノンもカメラの売上台数は落ちているし、他社に至っても内容は同じようだ。カメラに関する限りは一般向けの民生用が伸びていない。綺麗に写ればいいという客層はスマホなどに食われ、ハイアマチュアと言われるマニアックな層は高級機を持ちたがるもののいかんせん数が少ない。国内においてさえこのような状況で、輸出で稼ごうとしても海外での高級民生品はもっと狭いパイの奪い合いということになる。
この春のカメラメーカー各社の新製品を見ても、この傾向は続いていて、つまりレンズ交換の出来るデジカメか、あるいはアクションカムのような方向に近いタフカメラの両極になってきている。しかしこれだとボクのような自分で写りを操作しつつ小型軽量のズーム内蔵希望といった今までの路線が一番中途半端な機種として飛ばされている。
なにもそんなにSNSにUPすることを優先しなくてもとボクなどは思うのだけどねえ、それだったら最初からスマホで撮ればいいんだろうし、反対に交換レンズをあれこれ揃えて持っていかないといけないのなら旅行中のスナップなどには不便極まりない。結局、使い勝手の良い旅カメラの出現を待っているんだけどなあ。これが意外に有りそうで無いのですよ。
