by G1X Mk2
これは小学生の時に集め始めた記念切手のストックブックの第1ページ。実際にはこれより古い切手も収集しているのだけど、当時好きだった(今も好きなんだけど)鳥のシリーズを自分のストックブックの最初に据えている。ただもう当時の記憶が曖昧なのでこの度「さくら日本切手カタログ」というものをオーダーして、そこに掲載されている解説で当時を思い返すことにした。
でカタログによると、この鳥シリーズは昭和38年から39年に掛けて発行されたものだった。西暦で言うと1963年から64年。この頃の記念切手というとなんと言っても64年の東京オリンピックにちなむ記念切手、他にも東海道新幹線開通記念切手とか首都高速開通記念などもこの頃のものだ。ここから日本は高度成長期を迎えて大きく発展したのだった。
ちなみにボクが初めてジャズの演奏を聴いたのは、63年に初来日したソニー・ロリンズがテレビの中で演奏したモリタートなのだった。この時のことを今もまざまざと覚えているから相当ショッキングなというかインパクトの強い出来事だったのだろう。当時は単なるポップス好きだったボクがジャズへ興味を持ち始める第一歩だった。これが東京オリンピックの前年。
ところでこのストックブックには見知らぬアメリカの未使用切手が何枚か入っている。ん?と思ってから思い出した。そうだ、この中学生の頃、アメリカのサウスカロライナに住む女の子と英語で文通をしていたのだった。その時、向こうから送ってきた切手がこれらだった。さらにストックブック後ろのフリーポケットにはアメリカの絵葉書が何枚も入っていて、今見ても全く覚えはないのだけど、その内の一枚が「USA
Fort Jackson」のゲートの絵葉書で、裏には下手な字で「This is where my father
works」と書いてあった。そうか、あの時の彼女の父は軍人さんだったのか。それにしても文通ねえ、、、古き良き時代だったんだなあ。