*** テキトー絵日記 ***

2017/04/07(金)

雨中の夜桜を撮って思ったこと

雨中の夜桜 by G1X Mk2

例年より開花の遅れていた市内の桜名所を通りかかったので、ちょうど小雨だったこともあってちょっと寄り道して記念夜桜。しかしこういう被写体こそフルサイズセンサーのカメラの出番だろうなと思う。動画で言うならハイビジョンより4Kや8Kの映像が有利な内容ということだ。

コンデジで4Kが撮れる機種となるとソニーのRX100Mだろうなあ。1インチセンサーで4K動画対応。ただズームが24-70mmとやや望遠が弱い。それと未だに価格が10万円以上するのが手を出しにくいところでもある。まあ今愛用のCanon G1X Mk2だって1.5インチセンサーだし、ズームは24-120mmと負けてないところもあるものなあ。

本当に写真を撮る上で重要なのは細かいスペックの違いなどではなく、撮る人のセンスと腕前とテクニック、つまり撮る人次第ということなのだ。それはよ〜く分かっているのだけど、写真を撮る人はカメラのスペックに責任を転嫁したがるものなのだ。だから世の中の写真雑誌の多くはメカとしてのカメラ雑誌であったりもする。

ここに大きな落とし穴があって、より良いカメラを持てばもっと上手な写真が撮れると誤解してしまうのだ。年配層のアマチュアのほうがプロよりも高級な機材を使っていたりすると良く言われている。

あ、これは楽器にも言えることで、聞いたところによると、世界的に活躍している海外のプロのフルート奏者は200万円程度の楽器であることが多いそうだ。でももっと高いフルートを使っているのは日本人の世界的とまでは言えないフルート奏者のほうが多いそうだ。なにしろフルートは楽器の中でも高価なものが多く、金製だと600万円くらいまでの既製品があるし、プラチナ製だと1000万円を超えるものも有る。新品の楽器で上を見ればフルートが一番高いんじゃないかな。

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