*** テキトー絵日記 ***

2017/04/17(月)

ギリシャを知る

by G1X Mk2

次第に接近している寒冷前線のために今日は一日中こんな空模様。今も小降りだが雨が当たっている。気温はそんなに下がってはいないが、まるで初夏のような昨日と比べるとエラい違いだ。第一、気分だけでも相当違う。この寒冷前線、今夜遅くにこの辺りを通過していくとのことで、その影響で未明には大荒れとなるらしい。その分、明日は晴れるようだけど。

いつも海外旅行に行く時は、事前にその地の歴史や文化や簡単な会話文などを予習していくのだけど、今年予定しているギリシャはなかなか理解が伴わない。たとえば今回の言語はギリシャ語だ。英語に"It's all Greek to me."という慣用句があって、これの意味するところは「それはワタシにはチンプンカンプンです」といったような内容で、つまり英語話者にとってギリシャ語は(難しくて)サッパリわからんということのようだ。このイディオムは昔から知っていたので、今年ギリシャに行こうと思い立ってからもギリシャ語を事前勉強する気にはなれなかった。まあ、思い込みということもあるだろうけど。

次に歴史だ。あくまで観光のお供としての知識でいいので、ごくごく簡単なものでいいのだけど、実際のところギリシャは歴史の奥が深い。これは文化面でも同じでミケーネ文明やヘレニズム時代などを通して現代に至るまでの紆余曲折の深いこと。放送大学で西洋音楽を習ったときも、重要なのはローマ時代ではなくギリシャ時代だったことをよく覚えている。ローマは全てにおいて軍事優先だったので文化的な突出はギリシャほどではなかったのだ。

じゃあギリシャ神話でもと思って「いちばんやさしい ギリシャ神話の本」というのを読み始めたのだけど、これがヤヤコシイ上に登場人物の多さで、とてもじゃないが旅行前の付け刃で理解できるものじゃない。

旅程に「ペルシア戦争の激戦地○セルモピーレスに立ち寄ります」という一文があって、セルモピーレスを調べたら「ペルシア戦争における戦いの一つ。紀元前480年、テルモピュライで、スパルタを中心とするギリシア軍とアケメネス朝ペルシアの遠征軍の間で行われた戦闘である。」というWikiがあって、ああそうか、これはスパルタの奮闘を描いたあの映画「300」の舞台なのだなとやっと小さな小さな理解が一つ得られたりする。先は長い。


史実を下敷きにしたアメリカンコミックの映画化「300」の予告編

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