だんだんピント合わせの要領がつかめてきた by Q7+Fisheye
先日のテレビで、ヨーロッパのどこかで日本茶の専門店を開いた日本人のハナシを取り上げていた。いわゆるグリーンティーのことだけど、欧州でも健康志向の高まりもあって日本の緑茶が広まりつつあるらしい。しかしその彼が言うには、今のEU圏内には日本の茶葉を輸入出来ないのだそうだ。理由は茶葉に残る残留農薬がEUの基準を満たしていないかららしい。え?!そうなの?そんなに日本の茶葉の残留農薬は高いのか?
でちょっと調べてみたのだけど、「日本では平均一日数杯のお茶を飲むとして、これくらいの農薬なら残留していても特に問題はない。しかも茶葉はお湯で濾すだけで直接食べるわけではないから」、というもの。え〜、ちょっと待った!
ボクが数年前から愛飲しているお茶プレッソは普通の煎茶の茶葉をまるで抹茶のように細かく挽いてそれを自動撹拌したものを飲んでるわけで、つまり茶葉を食べてるのと同じなのだ。なのに残留農薬だって?
調べてみるとたしかに茶葉の場合は他の農作物よりも基準値が高いようだ。野菜や果物などは残留農薬の基準が0.01〜10ppm程度なのに比べて、茶葉の場合は10〜50ppmとなっている。これじゃあ食べる農作物と茶葉を比べると残留農薬は5倍から1000倍の違いがあることになる。しかもこの緩い基準値の根拠は、やっぱり食べるわけではないから、というのが主な理由のようだ。おまけに例の、欧州でミツバチが激減した原因でもあるネオニコチノイド系農薬が検出されたというハナシもあるようで、そういうことならEUが日本の茶葉を輸入許可しないのも無理からぬハナシだ。
しかし、じゃあ毎日飲んでいる(=しかも挽いた茶葉を食べている)ボクはどうしたらいいのだ。とネットで調べてみると、あるもんですねえ。無農薬をうたった茶園の茶葉通販。本当に完全無農薬かどうかは心のどこかで信じていないが、一般に流通している茶葉よりは安全だろう。なのでさっそくこの通販をネット経由で申し込んだ。
そしたら直接電話が掛かってきて、「もうすぐ新茶が出ますので1週間程度お持ちいただければ新茶を発送できますが、どうしましょう?」というものだった。をを、なかなかのオモテナシ心じゃないか、と嬉しく待つことにした。