by Q7
午前中、ジュニアのクルマを車検整備に出しに馴染みのスタンドへ。久しぶりに喫煙車に乗ったが臭いねえ。せめて葉巻かパイプタバコだったらこんなに紙の燃えカスみたいな臭いはしないのだろうけど、それにしても紙巻きたばこは臭い。
ボクもタバコを止めてから16年くらい経つのだけど、長い喫煙期間の中でもパイプタバコや葉巻オンリーの期間は結構長かった。別にカッコ付けてる訳ではなくて、実際問題として葉巻やパイプの味を覚えてしまうと紙巻きタバコは美味しくないのだ。
学校を出て新入社員の頃のハナシ。たまたまダブルの背広を着ていた時なのだけど、休憩時間にパイプを吹かしていたら新規の取引先の営業さんが入ってきて部屋の中を見回し、真っ直ぐボクのところへ来て名刺を出し挨拶を始めたときはアセった。チガウちがう、エラいさんはアチラですよ〜。
パイプはタバコの詰め方や火種の起こし方などにコツというか一種の技術が要るので、凝り始めると、特に男子にはハマりやすい要素がいろいろある。基本はマッチ3本で火種を作るとか、吸い方でいかに長くその火種を保つかとか、単にタバコを吸う以外の凝り性的な面白い部分があって楽しい。パイプそのものをコレクションする人も多い。
といってもパイプタバコの葉は、いわゆる「刻み」であって、これは人工的に香り付けをしたものもありそんなに高級なものではない。ボクはチェリーブランデーの香り付けをしたものを愛用していた。そこへ行くと葉巻は全然違う。なにしろタバコの葉をそのまま巻いてあるのだ。もちろん乾燥させてはあるが、刻みと比べれば味わいは断然フレッシュだ。
シガー(葉巻)愛好家の聖地とも言うべきキューバに行ったときは既にタバコを止めていたのだけど、彼方では空港のお掃除オバさんまでもが太い葉巻をくわえたままで仕事をしていて、ちょっとうらやましかった。葉巻は刻みよりウマイのだ。