庭のアジサイをクローズアップしてみる by K10D
今日も自宅の花写真。しかし改めて思うのだけど最初から何らかの撮影意図がある場合、というとスナップや旅行写真などでは無い場合ということなのだけど、やはり一眼レフの描写には敵わないなということだ。もっとそれは画像センサー(カメラ)によるものなのか、あるいは交換レンズの性能優位によるものなのかは判らないのだけど。
精細さということではすでに一部で実現している4kから6k、いずれは8kになるらしいが、その一方で今、写ルンです、が再びヒットしているのだそうで、これは一時、トイカメラが流行ったのと同じコトなのかな。いずれにせよこういうものは両極端が取り沙汰される。高性能と低機能、高級と低価格、ハイとロウ、てなものだ。一番着目されないのは、良く言えば中級機、ハッキリ言えばどっち付かず。没個性ゆえか。
そういえばズームレンズなどでもテレ端とワイド端が一番良く使われるように思う。ズームレンズで真ん中辺りを多用する人はそんなに多くないんじゃないだろうか。昔はズームする機能が却って構図を創作するのに邪魔だからという理由で最新のズームレンズをズームしないようにガムテープで留めてしまったというプロ写真家がいた。笑えるハナシのようで案外、笑えない事実のような気もする。
以前から思っていることなのだけど、何かを創出するには何らかの逆境があるほうがむしろ効果的な場合があると思う。画角で言うなら万能ズームよりも単焦点レンズでなんとか表現しようとするところに表現の妙が生まれるのではないかと思っている。便利が不便に勝るとは限らないという例だな。