*** テキトー絵日記 ***

2017/06/16(金)

素人理解

夕日に向かって走る by Q7

デジタルカメラじゃなかったら絶対にこんな絵を撮ろうとはしない。夕方になってずいぶんと傾いてきた太陽を正面から直射でシャッターを切る。フィルムなら画面が真っ白になってなにも写らないはずだ。あれれ?そうするとデジタルのほうがラティチュードが広いってことか。ちなみにこのラティチュードというのは音響で言うダイナミックレンジのことで、つまり露光許容範囲のことだ。

デジタルカメラが出始めの頃は、デジタルはこのラティチュードが狭くフィルムには及ばないとさんざん言われていたものだ。でもそれが例えば今日の写真のように、直射の太陽を画面に入れてもその他の部分はちゃんと見られる絵になる、ということはいつの間にかデジタルのほうがフィルムよりもラティチュードは広くなっていたのだな。

最初にデジカメが出たのは1995年発売のカシオQV10。ボクもすぐに飛びついたのだけど撮像画面がめちゃくちゃ小さい。詳細スペックは覚えていないので今あらためて調べてみたら320dot*240dotしかない。これが画面でどのくらいに見えたかだけど、印象としては切手大程度だったような気がする。もうちょっとあったかな。なにしろ画面のほうもVGAだったわけで。あ、違う違う。今から思うとものすごく荒い粒子の絵だったのだ。それでその後のデジカメは画素数競争みたいになったのだった。

肝心の感度はというと当時はISO100の固定。最新のデジカメならISOも10万を超えているのでその差は実に1000倍にもなる。このオモチャみたいなQ7でさえ最高感度は12800もある。つまりカメラの持つISOで言うと100から12800と128倍の広さがあるので太陽の直射が画面に入っても残りの部分の描写が出来るという訳だ。うん?この理解で合ってるのかな???

というのもドットとピクセルの違いとか、実はイマイチ良く分かっていないのでした。なのでカメラの感度と露光許容範囲を表すラティチュードの関係も実は良く分かってないのでした。なのでこれらは素人理解に過ぎません。

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