最終日に訪れたパルテノン神殿 by G1X Mk2
旅行初日と言っても出発が夜遅いので午後4時半の近鉄特急に乗るまではいつも通りに過ごす。ただ午後のプールはコースが込み合ってきたこともあり、いつもより軽めの1000ｍちょっとで終えた。さて4時すぎになり自宅からスーツケースをガラガラと引っ張りながら駅に向かう。こういう時は駅に近い便利さがありがたい。
伊勢から大阪上本町経由で3時間ほどかけて関空到着が7時半。空港で何食べようかと迷った挙げ句、和定食。ちょっと芸がないなと思いつつ。他に食べたいものが思い浮かばなかったから。そして出発ロビーの旅行社のカウンターに行ったらすでに大勢の参加者が並んでいて、そうか、今回は特に参加者が多いのだなあと改めて実感。ここでＥチケットを貰って必要な情報を聞いたあとサッサとチェックインしてしまおうとエミレーツのカウンターに回ったらこちらはさらなる大行列。案外こんなことで時間が潰れていく。
チェックインでは無事に通路側席をゲットできたので割引券を貰っていた外貨両替商でユーロを買う。本日の優遇レートは1ユーロが130.5円だった。円安傾向だ。といっても初めてユーロを買った10年ほど前は160円台だったからまだマシか。
そして定刻より少し早く飛び立ったエミレーツのB777-300は約10時間の飛行の後無事にドバイの空港に到着した。この時深夜の4時なのに現地の気温は36度。さすがは砂漠の国と驚いたがこのあと到着した今回の目的地のアテネも砂漠の国ほどではないが、なかなかの高温でマイッタ。
ドバイでは長い乗り換え待機時間があったのでエミレーツのミールクーポンが出るかと思っていたら、それは去年に廃止になったんだそうだ。確かに乗り換えの乗客全員に空港での食事を提供していたんでは割に合わないのだろうなと思う。しかし廃止になるとかえってミールクーポンが懐かしい。
そのドバイ空港は去年さらに新しいターミナルが完成していて、なので日本からの飛行機が到着したCターミナルからアテネまでの出発便が出るAターミナルまではものすごーく遠いのだった。乗り継ぎの時間がタップリあったのでCターミナルかBターミナルを抜けるまで歩いて移動したが、ここからさらにトラムに乗ってAターミナルまでは結構な距離があった。
このドバイからさらに5時間ほど飛んでようやく到着したアテネは午後の3時半、この時の気温が41度。ガラガラとスーツケースを引っ張りながら空港外をバスの待機場所まで歩くだけで猛暑を実感した。そのバスに乗り込んだら冷房が効いていてやれやれとホッとするかと思ったらむしろその逆。エアコンは動いているのだけどあんまり冷えていない。大型の観光バスは特別豪華ではないが欧州ではよく見かけるメルセデスで、冷えてないのは今だけかと思ったがこれは後々までこうだった。
これはこのあとも食事で立ち寄ったレストランやホテルなどでも同様で、気温が40度以上あっても店内を冷房する気がないのか、50人以上入るような店でも小さなエアコンが1台だけ壁についていたり、そもそもエアコンが無かったりする。それもそのはずでレストランなどは基本的に窓やドアが開けっぱなしの開放的なところが多い。するとエアコンはあってもなくても変わらなかったりする。しかもこれだとどこへ行ってもハエが飛んでいるのだけど我々日本人ツアー客以外はさして気にする風でもなかった。ともかくオープンエアなところでお茶や食事をするのがギリシャ風といえるかも。いや、ギリシャに限らずの地中海諸国風かな。
