リヴァディアのクリア地区 by Q7
ギリシャ旅行二日目とはいっても、実は長い長い初日の後半のことでもある。空港のあるアテネに到着した時の気温は41度と書いたが、その後も気温はどんどんと上がりこのリヴァディアというところに着いた頃にはなんと気温45度。ここは山間部なのでこの気温だったが、アテネでは46.5度まで上がったそうだ。ちなみにこれはギリシャでも異常なほどで今年は特別だとこぼしていた。
さてこの気温45度の日中をバスから降りて町中を川が流れる地区を川沿いに上流へと散策する。しかしこれはこの川がギリシャ神話に出て来る「忘却と記憶の川」である、なんてことを知らないと水車や小滝のあるものすごく透明で綺麗な、でも単なる川で終わってしまう。現にこの時のボクがそうで、ツアーの団体でちょっとでも日陰を選びつつ、川沿いに歩きながらどこが目的地ですかと添乗員に尋ねたほどだ。もちろんこの川のある地区の散策そのものが今日の観光だったのだけど、いかんせん、気温45度ではいったいどこまで登っていくのだと聞きたくもなる。
てなわけでこの地区や川のことを事前勉強をしてなかったので、ちっとも有り難味が分からないまま、炎天下の行軍のような観光を終えデルフィのホテルに入った。そしてやっとレストランでの食事となったのだけど、なんだかずいぶん貧相な食事で、これはギリシャだからなのか、あるいは田舎のホテルだからなのか、または低予算ツアーゆえなのか、たぶんその全部の要素が関係しているとみた。
それにしてもギリシャは緯度が日本の新潟とほぼ同じだというのに、実際に日が暮れるのは夜の9時過ぎなのはどうしてだろう。外国の、特にラテン系の人たちが夜遅くまで外を楽しむのはこのことと関係有るような気がする。