大地のへそといわれたデルフィ遺跡 by G1X Mk2
今日も高気温は続いていて40数度ある中を山の斜面に展開しているデルフィ遺跡観光。ここの起源は古く、なんと紀元前2000年。紀元前200年ではない。日本ではまだ縄文時代に発祥し、紀元前6世紀には神の信託でギリシャ内外から人を集め栄華を誇ったというから歴史の深さに驚かされる。あのペルシャ戦争で活躍したスパルタのレオニダスも戦いの前にここへ神託を聞きに来たと言われている。
しかしやはり気温40度を超えた中での遺跡観光はかなり体力を消耗する。おまけにここの遺跡は山の斜面に沿っているので、奥まで見ようとすればそれはそのまま山の斜面を登るということでもある。もちろん日陰は無い。てなことで行きたい人はどうぞと言われたポイントからボクは奥まで登らず木陰で一休みしながら景色を眺める。
ツアーはこのあとアラホバという山あいの町からの絶景を楽しみながら次の観光ポイントでもある世界遺産のオシオス・ルカス修道院へ向かった。
山あいにあるオシオス・ルカス修道院
ギリシャの国教はもちろんギリシャ正教なので修道院などの作りもキリスト教とは違うところがある。ロシア正教などもこのギリシャ正教からの派生なのだけど、基本は縦横の長さが同じ十字なので、教会の作りも同様に縦横というか東西南北の長さが同じだ。キリスト教は祭壇を見せるのだけどギリシャ正教などの東方キリスト教は聖職者しか祭壇を見ることが出来ないように壁で仕切ってある。お祈りをする仕草も西方のローマキリスト教が額、胸、左肩、右肩に対して、ここでは額、胸、次に右肩から左肩という風に違うのが面白い。でもなんかわざと違いを演出しているような気もする、特に祈りの仕草などは。
1000年前の聖堂がそのまま残っている。