エーゲ海クルーズ船の上層デッキより by Q7
今日は海の日。なにかそれっぽい絵は、と思った瞬間、ギリシャの使ってない写真がアタマをよぎり、その中から面白いと思えるものを今日の写真とした。しかしこのワンデイクーズでさえ一日の内、かなりの時間は青い空と青い海の景色が続くだけとなる。確かに綺麗だ。でもそれだけ。この調子で行くと、いくら自室キャビンが与えられるとしても数日も続くクルーズツアーには今のところは魅力を感じられないのだった。移動が億劫に感じられるようになったらまたハナシは別かもしれないけど。
毎年この海の日になると思い出すのがパールレースの前夜祭。あの頃の海の日は確か7月20日に固定されていた。その翌日に鳥羽から出航して伊豆大島までのヨットレースがあって、その前夜祭に大勢のヨットクルーが前夜祭で盛り上がるのだった。そこで大掛かりな仮設ステージを屋外の前夜祭会場に作って、当時やっていたラテンバンドで大いに賑やかしたものだった。懐かしいなあ。
最初の頃はラテンといってもサンバに特化していて、ここで本場ブラジルのミュージシャンやサンバダンサー達と毎年交流を持つことが出来たので、そこで本場ならではのアレやコレやを教わることが出来た。こういうのはいくら譜面を眺めていても分からないことばかりだった。
後年はラテンフュージョンやサルサなども取り入れて、よくあったのが第一部はサルサ、第二部はサンバという構成だったが、ひとつのアマチュアバンドで、いや、例えプロバンドであってもサルサとサンバを両方取り上げるバンドはあまりなかったはずだ。それくらい両者ではリズムの乗り方が違うので、使い分けるなどと大胆なことをいうのはアマチュアならではだっただろう。
あ、でも東京キューバンボーイズも60年代のコンサートでは、一部と二部に分けて中米音楽と南米音楽を両方やっていたというから案外無いハナシでは無いな。