@「ヨイマチBAR」 with K-01
前回のポップス乱入で味をしめ、今夜もまた歌とギターのデュオユニットに入れてもらって1曲参加してきた。しかし与えられたマイクに向かっていきなりの本番で音を鳴らしたらめちゃくちゃリバーブが効いていてちょっと引いてしまった。かつてのフュージョンブームの時にはこんなサックスの音が流行ったこともあるが、基本的にジャズプレイヤーの場合は生音をちょっと音量あげるだけで、リバーブというかエコーみたいなのはほんのちょっぴり掛けるか掛けないかくらいでいいんですけどね。
とは言ってもなにせ本番なので、すかさずマイクからちょっと離れるようにしてあまり露骨なまでの人工的な響きは出ないようにした。PAさんも理解してくれてリバーブを落としてくれたようだしね。
しかし、本番までずうっとスタンバイしていて、いきなりの1曲というのは結構タイヘンだ。それも吹く場面が全部で数十小節というのだから、例えばジャズで最初のワンコーラスで調子を見て、だんだんと気分が出てきて、みたいな訳にはイケナイってことだ。いわばスタジオミュージシャンみたいなものだ。与えられたパートで自身の最善の演奏をする。これって案外ハードルが高いものなのだった。