*** テキトー絵日記 ***

2017/09/20(水)

「ダンケルク」

久しぶりのシネコン with G1X Mk2

ここしばらく映画館に足を運ぶことがなかったので、ここに来たのも随分と久しぶりな感じだ。というのも今まででこれは観たい!と思うような作品が無かったからで、今日も映画が始まる前に延々と続く予告編の数々を観てもやっぱりこれは観たい!と思うような作品は一つもなかった。

さてそんな中で今日の「ダンケルク」は観たい映画なのだった。というのも同名の映画で1964年に封切りとなった「ダンケルク」が田舎の映画館にやってきたのは封切りの一年遅れくらいで、というとボクは高校1年生だったと思うが、その時に観た映画の印象が強かったからだ。主演のジャン=ポール・ベルモンドの個性的な演技も光っていて、今から50年以上も昔のハナシなのに記憶には鮮明に残っている。

映画そのもののストーリーは第二次大戦中、ドイツ軍に包囲され追い詰められた英仏軍がダンケルクの海岸から脱出するだけの史実を基にしたものなのだけど、それを一人の兵士、民間の船長、英軍パイロットなどの異なる視点から同時に描いた群像劇として圧倒的なリアリティをもって描いているのが今日観てきた「ダンケルク」なのだった。50年前の撮影技術ではとてもああは描けない。

やはりこういう状況の作品は映画館の大きなスクリーンと迫力ある音で楽しむに限る。途中でダレるようなこともなく一気にエンドロールとなった。それにしてもスピットファイアの機体は美しいなあ。


上が2017年のダンケルク
下が1964年のダンケルク

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