次は来週の市議選だ with G1X Mk2
今度の台風、風は大したことはなかったが雨のほうはかなり激しく、伊勢市には記録的な雨が降ったようだ。暗くなってから激しい雨の中を何度も市役所からの緊急を知らせるサイレンが鳴り響く。あれは結構、緊迫感をかき立てるものだ。そのサイレンに続いてスピーカーから緊急事態を知らせるアナウンスが流れるが、ただでさえ建物の反響で聞き取りにくいのに、こんな大雨の中では何を言ってるのかさっぱり分からない。
そこでネット経由で市役所のページに行くと緊急のお知らせというのがあって、アナウンス内容が文字で読めるのだけど、実際の放送からはタイムラグがあるのでサイレンが聞こえてきてもすぐには今のが何を知らせるサイレンなのか分からないのがもどかしい。
緊急事態のほとんどは市内の川が増水して氾濫の恐れがあるので緊急避難してくださいというものだった。最初のうちは市内といっても郊外の山よりの支流の川が氾濫の恐れということだったのだけど、次第にアチコチの川についても洪水の危険性ありということになり、最後には市内中央を流れる勢田川の氾濫のおそれということになった。
ここは昭和49年（1974年）に七夕豪雨と呼ばれる大雨で勢田川が氾濫し、市内中心部が水没して実家も腰の高さまで浸水して大騒ぎになったことがある。それ以降、勢田川は大掛かりな改修工事が行われ川岸もコンクリートでしっかりしたものに作り変えられた。これでひと安心ということだったが、その勢田川が昨夜、氾濫危険水位を突破した。43年ぶりの危機来襲だ。
しかし43年前と違うのは護岸の改修だけではない。今はネットで「現在の勢田川の水位」というのをリアルタイムで見る事ができる。するとこの地点（岡本町）の氾濫危険水位が3.4mなのに対して昨夜の午後8時には川の水位が3.6mに達している。これをライブカメラで見るとコンクリート堤防の縁すれすれ。こりゃサイレンも鳴るはずだ。
幸いにもこの後、雨は少し収まりいったん水位が下がってから深夜の12時にかけて再び水位が上昇してきたが、今度は3.5mまで達したのが2度目のピークであとは次第に水位が下がっていったことを確認したので安心して寝ることにした。
それでも一夜明ければ市内のあちこちで浸水の被害が報告されているのを見たが、いずれも記録的な大雨に対して排水が間に合わないのが原因で、河川が氾濫したわけではないようだった。
