with Q7
空だけ見ていると綺麗に晴れているが、12月の幕開けにふさわしく北風がピュウピュウ吹いて体感温度は気温計の示す数字よりも遥かに低い。自転車で向かい風になるとまるで坂道のようでギアは重く帽子も飛ばされそうになるが、反対に追い風になった時は漕がないでもスイスイ進む。1年中、自転車に乗っているとこのラクチンな追い風で冬が来たのを実感する。
プールの受付には今日からクリスマスツリーが飾ってあった。今日からアッという間にクリスマス、そして年末の大晦日、正月と毎年恒例の行事は続くのだろうな。アメリカなんかだと黒字月間と言われるように、この時期には消費拡大されて景気が良くなるものだけど、デフレマジックから抜けきれない今の日本では12月だからといって消費傾向に拍車が掛かるとは思えない。
今日の新聞にIT関係の新卒を中国関係の企業が高月収で募集しているとの記事があった。ざっと言うと日本の20万に対してほぼ倍の40万が提示されるとか。高収入で一本釣りかと思ったらそうではなくて、アメリカでの月収と揃えてあるだけだそうで、IT関係というのが特別なのかどうかは分からないが、初任給40万というのは普通らしい。
仮に今の日本でもそこまで給与が底上げされたら、自然に国内消費も活発になるんじゃないだろうか。企業はいくら業績が順調でも内部留保で澑めまくっているし、個人は個人で老後不安があってやっぱり内部留保にしておこうとする。少子高齢化で国内人口は減る一方だし、発展する未来というのを期待できないのが根っこにあるからだろうな。などと思いを馳せた12月朔日。