*** テキトー絵日記 ***

2017/12/18(月)

楽園のゲルニカ「ペリリュー」

作者は武田一義氏 with Q7

昔から漫画はあまり得意じゃなくて、週刊の少年なんとかなどは買ったことがない。でも買ったことはなくてもドラゴンボールやアラレちゃんや両津おまわりさんなどはどこかで時々見ていた。

近年では「空母いぶき」が面白く現在のところ第8巻まで読み進めている。あそういえば同じ作家の「沈黙の艦隊」も自分で買ってはいないが全巻読んだ。どこで読んだのかなあ?面白かったので同タイトルのPCゲームにも一時ハマった。しかし潜水艦の操艦って難しいんだよねえ、まるでヘリコプターみたいだと思った覚えがある。

そしたら数日前に偶然ネットでこの「ペリリュー」のことを知った。きっかけは今年の日本漫画家協会賞「優秀賞」受賞作品というニュースからだ。表紙の絵からも分かるように主人公を始め登場人物は思いっきりデフォルメされているので、最初は「やわらか戦車」みたいなものかと思ったのだけど、なんとこのデフォルメキャラで実際にあった戦争のリアルを伝えたいというのが作者の趣旨だという。その辺りで俄然興味が出てきて、これまで発刊されている1,2,3巻をまとめ買いした。

内容は太平洋戦争時のパラオ諸島の南の小島、ペリリュー島での日米の激戦を描いているのだけど、読んでみて作者の言うリアルというのがよく分かった。と同時に作者は様々な資料に丁寧に取材しているのだろうなということも感じさせた。こんな可愛らしい主人公たちが圧倒的な物量を誇る米軍に叩かれ逃げ延びて過酷な環境を生き延びていく。早くも次の発売予定の2月末が待ち遠しい。

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