*** テキトー絵日記 ***

2017/12/23(土・天皇誕生日)

リードを調整する

with Q7

今日は今年最後の旗日なので喜々として国旗を掲揚した。ただ北風が強いので壁から斜めに出たポールではすぐに旗が丸まって絡まってしまう。トルコで見た民家の旗みたいに水平に垂らすのが標準だったらいいのになあ。

15歳で初めてサックスを手にした日から今まで自分でリードを加工するということは一度もなかった。以前なにかで読んだ「リードの加工は手間暇掛かる割にはその効果を十分に堪能できない」という言葉が頭に残っていて、ただでさえ不器用なほうなのでそんな職人技みたいなことは最初から諦めていた。

ところがふとしたことから、リード調整すれば今までボツにしていたリードも使えるように成る可能性がある、まあまあの鳴りのリードももっと良く鳴るようになったりする、という記事を眼にして俄然、リード調整に興味が出て来た。そこでさっそくリード調整の基本となる道具を手に入れた。それがこれ。

バンドレンから出ているガラス製のリサーフェイサーというもので、細かいヤスリ状になったガラス板ととくさを模したヤスリ状のガラス棒のセットだ。ネックなのはたったこれだけのものなのに8000円近くもするという価格だ。しかし本当に効果があるのなら8000円はむしろ安いと言えるかもしれない。なにしろ一箱数千円のリードで使えるものが1〜2枚という現状が、仮に4〜5枚も使えるようになれば掛かった費用はアッという間に取り返せるのだから。

期待を込めてリード一箱を開封し、これで念入りに調整してみると、ををををを!ほとんど全部が使えるではないか。まあ本番用にはそのうちの何枚かなのだけど鳴らないリードがそこそこ鳴るようになるというのは結構なショックだ。あ、嬉しいほうのね。がしかしこれはたまたま当たりの箱だったということなのかもしれない。でもそれにしても普通はこんなに打率は良くないはずなのでリサーフェイサーの効果は確かにあると言えそうだ。

ところで今日の写真、これはそのリサーフェイサーと一緒に注文しておいたリードトリマーが遅れて届いた記念撮影。こっちはリード先端部分をミリ単位以下でカット出来るというもので、これもリード調整に使う。こちらの値段は驚きの送料込みで610円。Amazonで買ったのだけど出品者はインドのデリーにある会社で、品物は中国の深セン市の隣の工業団地から航空便で送られてくる。なのにその送料も込みで610円。いったい本体価格はいくらなんだ?20円くらいか?

といっても作りは決してチープではない。リードの先端部分を綺麗にスパッと切れる、、はず。というのも実はこのテナー用リードトリマーでバリサクリードをカットしようと目論んでいたからなのだけど、やっぱり微妙にサイズが合わずバリサクリードには使えないのだった。一応このリードトリマーはテナー、アルト、ソプラノ、クラリネット対応となっているが、テナーリードをカットすることは無いと思うので、、う〜む、もったいないことをしたかも。>送料込みの610円だけどさ。

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