郊外にて with Q7
クリスマス本番の当日は今日だというのに、週が開けたせいもあってすっかりイベントは終わった感がある。クリスマスイブというのはもともとはクリスマスのイブニング、すなわち今日の晩のことだったらしい。それが次第に前夜となっていったのは日本に限らず外国でも共通のことだそうだ。
トランプ大統領が「メリークリスマス!」という言葉の復権を叫んでいる。というのもこの言葉には、当たり前だがキリスト教のニュアンスが強いので最近のアメリカでは宗教色のない「ハッピーホリデー!」を使うようになってきているらしい。そりゃ商業関係なんかではキリスト教以外のお客も大事だからねえ。
でもこの「メリークリスマス!」を復権させようという動きの裏には、それだけアメリカ国内にイスラム教の信者が増えてきているという事情がありそう。他の宗教に配慮して、と言っても仏教やヒンドゥー教のことを意味してるとは思えないし。
結局、トランプさんの意味するのは古き良きアメリカ、つまりアングロサクソン系の白人を優位に引き立てようという志向なんだろう。でもこの懐古主義みたいな発想から生まれる様々な政策が果たして現代の社会にマッチするのだろうか?