写真的トライアル with K20D
今朝開いた花も夕方になればたちまちしぼんでしまうのがハイビスカスの特徴でもあるのだけど、そんなしぼれかけた花を見ていたら花びらの付け根のピンクから赤に変わるグラデーションが綺麗だなと思い、その部分を中心にした写真が撮れないかと試してみた。結果から言うとやっぱり花の写真は雄しべにピントが来ていないと失敗となることがよく分かった。動物には目、花には雄しべがピントの鉄則だ。
今日は日曜日なので外宮前付近で母とランチをしてその後辺りをぶらついて来たが、いやぁ、今日もすごい人出で特に飲食店には外まで入店待ちの行列が並んでいる。スゴイなあ、正月でも去年はこんなに混雑してなかったような気がする。
今は景気が回復したとしても消費は物販などには向かわず、旅行と飲食が消費の中心となるとか。たしかに国内のデラックストレインの旅がわずか3泊で100万円ほどしても売出すとアッという間に売り切れになると聞いたし、ずいぶん先まで予約で埋まっているんだとか。クルーズ船の旅行も国内外ともに人気らしい。
昨年の2月の段階で国内の各家庭に眠るタンス貯金額は43兆円にのぼるとの記事があった。なんと来年度の国家予算の4割以上が各家庭に眠っている計算になる。仮に未来は明るい、右肩上がりでよくなるとの確信を皆が持てれば、この43兆円が日本の経済を動かす起動力になるのだろうが、実際には老後不安で怯えている高齢者がほとんどなのだろうな。あるいはバブルでコケた経験が反面教師となって財布の紐を引き締め続けているのかもしれない。
いずれにせよ、成熟社会を迎えつつある日本ではかつてのような消費社会は帰ってこないのじゃないかと思う。戦後レジームとは安全保障政策だけじゃなくて、国家の繁栄をどう導くかという点でも過去にはない未知の新しいモデルが必要なんじゃないか、とそんなことを歩きながら思ったりした。