歴代の愛用マウスピース with Q7
マーマデュークのマウスピースが届いたので早速鳴らしてみることにした。何がどう違うのかを感覚として知りたいと思ったので歴代の愛用マウスピースを引っ張り出して全部鳴らしてみた。そのついでに全員集合の記念撮影がこれ。
歴代というくらいなので年代ごとに並べれば良かったのだけど、テナーサックスを始めてから長らく愛用していたのが右から2番めのオットーリンク社のSuper
Tone MasterのNYモデル。開きは7☆。これはこれで良かったのだけど時代がもっとシャープな音を求めていたので、というか流行りの傾向に合わせてみたのが、
一番右のデイブガーデラのクレッセントというモデル。正確にはレーザートリムと言われている精巧な復刻品。だけど当初は期待したほどの効果がなく残念に思っていたら、このマウスピースを一躍有名にしたマイケルブレッカーが使っていたというブルズアイ社のリガチャーにたどり着いた。確かにリガチャーをこれに替えたら劇的に音が改善されて、単なる締め金だと思っていたリガチャーの効果を初めて実感することになった。
ここ10年くらいはシットリ系の音に志向が変わったので、オットーリンク社のラバー製(エボナイト)であるTone
Edgeのスラントというモデルに替えた。それが左から2番目。前回にリガチャーの威力を知ったのでここでも愛用しているのはブルズアイ社の革巻きリガチャーだ。
そこに本日、新たにマーマデューク社のラバーのマウスピースが加わった(一番左)。ミディアムラージチャンバーということだが、今まで使っていたリンク社のものと比べるとチャンバー部が長いので最初はちょっと違和感があったがすぐに慣れた。しかしここでも一緒に注文しておいたフランス製の金属のリガチャー(写真でMPに付けてあるもの)がイマイチだったので、今まで使っていたブルズアイの革巻きに替えたら俄然良い響きになった。
このマウスピースのことを知ったのはビッグバンドで隣のテナーさんの響きが変わったことに気づいたのがきっかけなのだけど、それは主に中低音に関してだった。なのでボクも中低音の響きがどう変わるかと期待していたのだけど、スラントと比べて違いが大きのはむしろ中高音のほうだった。実は中低音に関してはスラントで問題は感じてなかったので中高音の響きが良くなったのは予想外で嬉しい。
ただ、今日のところは小さめの音でしか試していないのがちょっと不安なところ。本番並みに息を入れて鳴らした場合、どうだろうなあという未知の要素は残っている。これは来週末の月例ライブで結果が出るだろう。楽しみでもある。