ディナータイムだよ with Q7
雨や雪が降っているとエサをやらないことにしているのだけど、すると今日みたいに今にも降りそうだけど降っていない時はいつも以上に大勢のチュンたちがディナータイムを待ち焦がれるかのように近所の屋根に連なって待っている。その数ついに60羽を超えたんじゃなかろうか。
ボクがカーテンを開けただけで慣れている常連さんたちが率先して地上に降りてきて、その上でこちらを向いてディナーを待っている。ここまでは慣れたもので全然逃げようとしない。またエサを彼らにぶつかるように撒いてやっても全然驚かない。ところが、今日みたいに集まって食事中のところを写真に撮ろうとカメラを構えているとそれだけで警戒してなかなか降りてこない。降りてきてもすぐに誰かが逃げようとするのをきっかけに食事中の他のチュンたちも一斉に飛び立つ。
スズメといえど60羽ほどが一斉に羽ばたく時は結構エネルギッシュで逞しい音が響く。今日はこれを何度も繰り返したが、やはりカメラの存在を警戒しているようで、そのうち寒くなってきたボクの方が根負けして諦めてしまった。そういえばカラスが来たときもいくらボクがいても逃げないのにカメラをそっちに向けただけで逃げていったので、鳥にとってカメラは危険物と認識されているのかな。
日本橋(にほんばし)
永谷園のお茶漬けキャンペーンで広重の東海道五拾三次のカードが当選した。広重には前から興味があったのだけどちゃんと鑑賞したことがない。せっかくなのでここで順に紹介していこう。個人的な電磁アーカイブにもなるしね。
まずは東海道の出発地、日本橋だ。「にっぽんばし」ではない。それだと大阪になってしまう。これはあくまで江戸の「にほんばし」だ。画面には朝の早い行商人たちが集まっているところへ、これから出立する大名行列の一行が差し掛かったところが描かれている。一番手前の門が開かれていて遠近感の演出とフレーム効果を絶妙に生み出している。広重の版画はフランスの画壇にも大きな影響を与えたとされるが、確かに構図のとり方はとても巧みだ。