with Q7
木曜日なので母を気功教室に送りがてら図書館で仏語の勉強をと思っていたが突発事態が発生し図書館に行ってる場合じゃなくなった。取り敢えず事態を収拾すべく電話で連絡を取り、あ〜してこ〜してそ〜しようと今後の段取りの手はずを整えた。
でまず最初の段取りである”あ〜して”を実行中にさらに事態は急迫したために次の段取りである”こ〜して”と”そ〜しよう”はキャンセルになった。仕方ないのでいつもの通り3時のお茶プレッソを頂きながら録画してあったテレビの仏語を見たり、アイロン掛けたり、天声人語の写し書きをしたりしていたが、やはり事態の推移が気になるのでいつも通りの気分とはならない。小心者だ。
結局、夕方になって It' all right となってヤレヤレの気分だが、足裏に小さなトゲが刺さっただけで普通に歩けなかったことを連想した。ちょっとした突発的な事態が予期せず起こると、平凡な日常はたちまち崩れるのだなあ。
12番目 三島(みしま)
三島宿を描いたこの作品には「朝霧」という題が付いているが、確かに霧で霞む早朝の出立時が見事に表現されている。広重は建物などで遠近法を駆使するのが得意だが、ここでは霧に霞む度合いの濃淡で遠近を表現している。こんなことが版画でも出来るのかと驚くばかりだ。
この版画は三島大社の大鳥居前を通過する籠ということなので、現在の場所を探ってみると、なるほど今もここは主要な道路になって残っている。三島大社の大鳥居ももちろんちゃんとある。案外変わってないもんだな。