エドフのホルス神殿 with G1X Mk2
寝ているうちに船はエドフに着いていて、今朝はここエドフにあるホルス神殿を観光した。例によってボクは欧州方面に来ると朝はいつも早く目覚めてしまうのだけど、まだ夜も明けないうちから岸壁に沢山の馬車が揃いつつあって彼らの怒鳴り声が船室にまで聞こえてくる。本当は話し声と言いたいところなのだけど、まるで喧嘩しているような怒鳴り声なのだ。どうやらここの御者たちは気が荒いようだ。中にはチップを強要してくる御者もいるが絶対に渡さないで下さいとの注意を現地ガイド氏から受け、8時半に船を出て2名ずつ馬車に乗りホルス神殿に向かった。2011年にキューバで乗っていた観光バスが馬車と接触事故をおこし警察が来るまで動けないので急遽、別の馬車に乗ってハバナの中心部を移動したことを思い出した。あの時の御者たちは皆愛想が良かったんだけどなあ。
ホルス神
ホルスとは隼のことで、この神殿はそのホルス神が毎日再生する場所を象徴するため、安産や子宝を願う女性の聖地となったそうだ。
入り口の塔門壁面に描かれたホルス
大列柱の間から望む中庭
エドフではこのホルス神殿だけが観光目的地なので来たときと同じ馬車に乗り10時半に船に戻った。そして再び船は出航した。今日も昼食や午後のティータイムで過ごしながら次々と後ろに遠ざかるナイル岸辺の景観を楽しんだ。
ナイル川を並走する同型船と川辺の景色
夕方5時にコムオンボ到着。ここは船から歩いてすぐのコム・オンボ神殿を見学した。
小高い丘に建つコム・オンボ神殿
ワニの頭を持つソベク神のレリーフ
約1時間ほどで見学を終え船に戻った。今夜はガラベイヤ・パーティといってエジプトの民族衣装を着てみんなでゲームやダンスをしましょうということだったがあんまり乗り気になれなかったので最初の10分ほど様子を見ていたものの、やっぱり部屋に引き上げた。