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旗日なので朝イチでいそいそと国旗を掲揚する。平日なら近所にもう一軒、国旗を掲げる家があるのだが、日曜休みの自営業の関係か、日曜日の祝日で国旗を掲揚するのは我が家だけになってしまっている。国旗に誇りを持つのが国際試合に勝利した時だけなのは情けない。
言い方を変えると、これは国民が国家に所属する意識を持っているかどうかの問題でもある。戦後の日本はこの意識を解体し過ぎたように思う。西欧のキリスト教文化圏でいう個人とは国家よりも先に神との契約が優先するので生まれながらに権利を持つなんて解釈がまかり通っているが、進化論が当たり前のように人権に代表されるような天賦の自然発生的な権利なんていうのは存在しない。少なくとも日本の神様仏様はそんな保障に手を貸さない。当然のように考えている個人の権利とは国家が保証する範囲内でのことだ。もし国家が壊滅状態にあれば個人の権利なんて誰も保証してくれないのは無政府状態の今のリビアやその他の紛争当事国を見れば分かる。
というわけで快晴のＧＷ前半の今日は「昭和の日」。これの前身は「みどりの日」だったのがそちらは後ろに移動してしまったので元々の昭和天皇誕生日を祝う日となって復活した「昭和の日」。というか、そもそもはただの「天皇誕生日」だったので年号が昭和から平成に変わるに従ってこんなことになっている。なのでこれも「平成の日」という祝日が新たにできるのは間違いないところだろう。
郊外の大型スーパーには他府県ナンバーのクルマが勢揃いしていたし、ランチで入った中華料理店には大人数の家族連れのテーブルがいくつも出来ていて繁盛していた。そういえばこの連休中も伊勢神宮方面には正月と同じパーク＆バスライド体制になっているようだ。まあ高速には乗らないし内宮方面には近づかないでおこう。
