可変後退翼のF-14 with K-01
F4ファントムの後継機として開発されたF-14だが、この機体にはあまり思い入れがない。ひとつにはこれがアメリカ海軍だけの運用機で、唯一の例外はパーレビ国王時代のイランに輸出しているということくらいだ。かつてのイランは親アメリカだったという証拠でもあるな。その時代のイランで育った女性を知っているがミニスカートのイケイケ姿で青春を謳歌しており、とてもイスラム革命後の今のイランは想像できない。
この戦闘機が有名になったのは1986年に公開されたトムクルーズ主演の映画「トップガン」だろう。あの映画ではジェット戦闘機でもこんな戦い方をするのかと思うような昔ながらのドッグファイトを演じていて、ミサイル万能の今から思うと隔世の感がある。
しかしその割にはこのF-14にはフェニックスという超長射程のミサイルが開発されていて、なんとその射程距離は150kmだというから理屈から言えば伊勢上空で発射して神戸辺りの上空にいる敵機を狙えるわけだ。もっともこのミサイルはその後廃止されているから、ミサイルが重すぎるか(現に他の戦闘機には搭載できない)、価格が高すぎるか、あるいは命中精度に問題があるかなんだろうな。
複座
しかしこのF-14も既に全機退役していて艦隊防衛の後継機はF/A18スーパーホーネットということだ。もっともイランでは未だに数機が現役として飛んでいるらしいが交換部品を自国で生産できるということなのかな。