with K-01
Hachetteのジェットファイターシリーズ、これまでにすでに8機出ているがやっぱり個人的にはこのF-4ファントムが一番思い入れが深い。前にも書いたが初めてこの機体のプラモデルを作ったのは50年前のことだ。なのでこの機体を見るとあの頃のこと、特に初めて風呂なしトイレ無しの4畳半の一室で親元から離れた生活を始めた記憶がまざまざと蘇る。月の家賃が4500円、節約して一つしか買わなかったパイオニアのスピーカーでチャンネルセパレーションの効いたジャズのアルバムを右チャン、左チャンとつなぎ直しては貪るように聴いていた。（これは「ブルースの真実」という名手たちが参加したオリバー・ネルソンのアルバムのことだ。）
実際にこの機体を見たのは2007年にトルコへ旅行したときのことで、首都のコンヤで頭上の轟音を見上げればトルコ軍のファントムが通過していった。さらには2010年の岐阜基地航空祭で見たF4の機動飛行もそのすさまじい爆音とともに記憶に深く残っている。
ところで今日は朝起きたら北海道での地震のニュースに驚いた。今月は台風の災害があったばかりなのに、それに追い打ちをかけるように災害が連発している。いくら便利な世の中になろうともこの手の自然災害からは逃れられない。自然に立ち向かうことが出来ない以上、せめて迅速に復興できる強靭な国家であってほしい。
