開演前 with Q7
先日の川井郁子に次いで今度は寺井尚子のコンサート。二人の美人バイオリニスト、ん?、たぶん正しくはバイオリニスタかな?
あれ?複数だとバイオリニステになる? 待てよ、これってイタリア語じゃないよなあ、すると、、、、ワカラン。まあそれはともかく彼女のコンサートを聴いてきた。昨年から彼女はジャズのスタンダード曲に回帰しているようで、昨年はThe
Standards、今年はその続編とも言うべきThe Standards2をリリースしていて、もちろん内容はスタンダード曲ばかり。今回の全国ツアーもその流れで行われたのでバックメンバーもご覧のとおり純粋なコンボジャズ編成。
実は以前にも彼女のステージを名古屋で聴いたことはあるのだけど、その時は当時の流行りのスペインとかリベルタンゴとか派手な曲ばかりで、あまり王道のジャズという趣向では無かった。おまけにその時は技巧的な面ばかりが前面に強く出ていてそれで却ってジャズ的な味わいには少々欠けていたという記憶がある。
それが今回は純粋なコンボジャズ編成でオーソドックスなジャズ曲をアレンジを凝らした上に各自の演奏力で勝負して聴かせるという、ジャズ好きには美味しいステージ構成となった。実は今日の会場はボクの知り合い関係でかなりの人数を動員していたのだけど、口うるさいジャズ好みの面々から「良かった」「感激した」という感想を終わってから会場やSNS経由で頂いた。実際、ボク自身も以前聴いた彼女とは別の印象を持つに至ったのだった。
今日のお楽しみはこれだけではなくて実はこのコンサート終了後に食事をしてから斎宮のいつきの宮にての観月会に立ち寄った。
もとより雅楽は好きなので生音で聴く雅楽の音色、幽玄な響きを背景に踊る神官女、ウロコ雲から見え隠れする綺麗な月、ロウソク数千本でライトアップされた縮尺復元の斎宮、と雰囲気のある夜を楽しんできた。