これは昨日撮った雲 with Q7
空いっぱいに広がったウロコ雲が綺麗で見とれてしまった。とこれは昨日のハナシ。今日も朝方はまだうろこ雲が残っていたのだけど、午後からはそれがだんだんと崩れて単なる曇り空になってきた。キッチリと等間隔でウロコのように広がると、たとえそれが空いっぱいの雲でも綺麗だ、見事だと思うのだけど、パターンが崩れてしまうと面白味は全くない。
ところでこのウロコ曇って英語ではどういうのだろうと疑問に思った。その前にそもそも魚のウロコって英語でなんと言うのか知らなかったので調べてみたら、なんと
Scaleだそうだ。なので「ウロコを取る」は”remove scales from a fish”、または単純に”scale
a fish”でもいいらしい。じゃあウロコ雲はscale cloudとでも言うかというとさにあらず。ちゃんと和英辞典には”a
cirrocumulus”といういかにもラテン語な言葉が載っている。ホントに英語でこんな言葉を使うのかなと思い、念の為、今度は英和辞典でこの”cirrocumulus”を引いてみたら「絹積雲」とだけ書いてあった。正解のようだけど、絹積雲がウロコ雲のことだってすぐに分かる人は少ないんじゃないか?
さらに念の為、ネット上でも調べてみたがやはりウロコ雲は”cirrocumulus”と書いてあるのがほとんどだ。ただ北米という断り書きの上”mackerel
sky”というのがあって、そうか、確か以前にも「日本のイワシ雲は外国ではサバ雲」というハナシを話題にしたことがあったことを思い出した。やはりあちらでは何でも大きいものに比喩するんだなと感心したものだった。でもこのサバ雲(mackerel
sky)は例えば英国なんかでも通用するのだろうか?どうも北米限定みたいだし。でもひょっとしたらトルコでは通じる?・・・サバサンドの発想から・・な訳ないか。
実際のところどうなのかと調べてみたら、ドイツ、イタリア、フランスなどでは圧倒的に羊のイメージなのだった。なるほどそういえば等間隔なところはウロコに見えても雲一つずつの形状を見れば羊のほうが正解かも。あと変わったところではバターミルク空というのがあって、これはどうもミルクからバターを摂ったあとの残り滓がこのようになっているらしい。てなわけでどうも欧州ではこういう空の雲は魚より羊に例えるほうが伝わるものと思われます。