キーボードサイズの比較 with Q7
本日のお題はコチラ。新たに導入した画面左上のポメラDM100です。このポメラとはキングジムが誇る隠れた大ヒット商品で、一番最初に出た製品が画面右上のポメラDM10でした。そもそもポメラとは何か?これは「ポけっとメもラいたー」という言葉の頭文字を取った商品名です。パソコンではありません。電子辞書でもない。CDやDVDを観たり聴いたりも出来なければインターネットにつなぐことも出来ません。純粋に文章を書く道具です。といって文字装飾など一切出来ないからワープロでもない、まあ言ってみればポータブルのテキストライターでしょう。
そもそもは海外旅行記を制作するにあたって現地で観た印象や聞いたハナシなどを手帳にメモしていて、それを帰国してからパソコンに入力していたのだけど、これが意外に面倒くさい。いっそ現地で文字入力したものをそのままダイレクトにパソコンに取り入れられればいいのに、と思ったのがきっかけで、どうやらそういう要望は記者など文字入力に拘る人の間では強くあったらしい。そこへキングジムが「文字入力以外の一切のことが出来ません」と右上の初代機を発売したのだった。
文字入力以外は何も出来ない代わり、これをパッと開いたらいきなり続きが打てるし、そのまま閉じれば勝手にオフとなる。起動だの更新だの終了だのといった煩わしい動作は全く必要がない。バッテリーは超長持ち。だから思いついたらパッと開いてチョコチョコと書き、そのまま閉じてしまえばいいので移動中とかにメモ書きするにはとても便利だ。
ボクがこれを使いだしたのは2010年のモロッコ旅行からで、以来、旅のお供として使い続けていたのだけど、それが今年のエジプト旅行中から壊れかけ始め、ついには完全に壊れてしまった。それもよくあるような電気的な壊れ方ではない。DM10特有のギミックなキーボードそのものが物理的に壊れてしまったのだ(写真右上参照)。
年に1.2度しか使わない物なのだけど、使えないとなるとちょっと困ってしまう。移動中やホテルで時間を潰すにはもってこいだったということもある。そこで新しいポメラをゲットすることにしたのだけど、選んだのが最新式の折りたたみ版ではなくその前の折り畳まないノートPC風の製品。ただしそのDM200はバッテリーが専用リチウムなのでさらに前の乾電池駆動のDM100を選んだ。中古なので安く売ってたしね。
しかしこれだけ機種が新しくなるとスマホやPCに電波を飛ばしてリンクしたり、国語、英和、和英の辞書が内蔵されていたりとかなりPCに近くなってきている。もっともネットやメールは出来ないのだけど、それでも初期のテキストを書く以外は何も出来ませんという頃から比べるとずいぶん進化してるなあというのが感想だ。とはいってもボクの使い方は相変わらずの文章入力だけですけどね。あでも辞書内蔵は便利かも。