写真部門のページを背景に with Q7
近所の会館でやってることもあって毎年出掛けている伊勢市展を今年も覗いてきた。内容は平面造形、立体造形・工芸、写真、書、グラフィックデザインと5部門に別れていて今年の出品数は全部で288点。一番多いのは絵画などの平面造形の部門だが、意外にも書の部門も81点と出点数が多い。
鑑賞者はそれぞれの部門で気に入った作品を投票出来るようになっている。どの部門であっても直感で気に入ったかどうかでマークすればいいので簡単なのだけど、困るのは書の部門で、ほとんどの作品内容が読めないし判読できない。毛筆の素養が問われるわけだ。漢字二文字程度の、言ってみれば書道の延長みたいな作品ならば読めるのだが、多くの作品のように漢詩や古今和歌集とか万葉集などの古文より長い文章を崩した文字で引用してあるとこちらは全く読めない。中にはロマン・ロランの言葉なんてのもあったぞ。言葉ならなんでもいいのだな。
写真部門だけど応募は全紙か半切りに限るとのこと。これがどのくらいのサイズかというと全紙とは560×457mmで、ほぼ新聞紙1面に近い大きさだ。ん?じゃあ新聞紙はというと406×546mmと微妙に違う。これを世界標準のISOで表すとA2サイズ420×594mmが近いかな。しかしなんでこんなに紙サイズの規格がいろいろと混在してるのかねえ。
紙サイズは他にもJIS規格の原紙寸法というのがあって、こちらの全判だと625×880mmになる。さらに国土地理院が発行する地図もそれぞれに独自のサイズが規定されている。うむ〜、単純なハナシ、紙の工場から出荷される一般的で一番大きいサイズの紙は何なのだ?それを全紙というのかと思っていたがどうやらそれも違うようだし。
ちょっと気になったので調べてみたら一番大きい紙のサイズはハトロン判原紙というものでサイズが900×1200mm、これに次ぐのがISOのA0サイズで841×1189mmだった。