「fine」 with G1X Mk2
            英和辞書でfineを引くとたくさんの意味が載っている。列挙してみると、
            1)素晴らしい
            2)健康である
            3)晴天の
            4)美しい
            5)華美な
            6)お高く止まった
            7)きどった
            8)賞賛の
            9)細かい
            10)鋭い
            11)きゃしゃな
            12)精巧な
            13)鍛え上げた
            14)上等な
            15)純粋な
            16)澄み切った
            この他にも名詞ならば罰金という意味もある。で何が言いたいかというと、今日のこの景色を見て罰金以外の全ての意味が当てはまるなあと思いつつ写真のタイトルを「fine」にした。この松の見事な、それでいてなにやら嘘くさいような、青空のもとで華美に気取っているというわけだ。
            今日も木曜恒例の図書館でイタリア語の自習。例のロゼッタストーンと相まってイタリア語も大分理解が進んだと思うが、その分、いやそれ以上に文法などは難しくなってきているので学習の達成感というのはほとんど得られていない。まあこれも趣味の一環と思っているので大した進歩は得られなくてもそんなに残念ではない。
            今までポルトガル語やスペイン語、アラビア語などで旅先での意思疎通に役立ったことは楽しい経験として記憶に深いのだけど、それらは言ってみれば旅行会話集とでもいうようなとっつき方だったのに対して、今回のイタリア語は正攻法での語学学習というような面が強いので、これ覚えておくと便利とかいうようなフレーズ単位ではないからキッチリ覚えることが山ほど出てきてタイヘンなのだ。
            だいたいこの歳で新規に覚えることがあるというのはどうなんだろう?今まで知っていたはずのことでも、ええと、あれ何だっけなあとなかなか出てこないのにさ。ひょっとしたらドライブレコーダーみたいに何か新しい記憶を残すと古い、もしくはあまりアクセスしない過去の記憶が薄れているのじゃないかと思ったりする。
            ただ、脳科学者の中野信子さんのハナシを聞いていたら、人間の脳の有利な点は「忘れること」だという。人工知能には絶対に真似出来ないはずで、いわば「忘却力」とでも言えるようなことらしい。確かに人生で何ひとつ忘れることが出来なかったら人は悲しみの海に沈んでしまうのかもね。