*** テキトー絵日記 ***

2019/01/11(金)

毎朝クラリネット練習

with KP

今週は毎朝クラリネットの練習をしている。内容は12キーの音階練習とこの教則本に載っている「クラリネットのテクニック練習」という見開き2ページ(画面)が中心だ。この教則本は20年以上前のハナシだけど、クラリネットと共に友人から借りたときに返し忘れたままになっていたもので、そのとき貸してくれた本人もすでにクラリネットを止めていたので教則本だけ返し忘れてもなんとも言ってこないままボクの本棚に眠っていたもの。ひょっとするとこの出来事自体が今日のクラ始めの伏線だったのかもしれない。

この教則本のほとんどはエチュードになっていて、そっちはあまり興味が持てないのだけど、この見開き2ページに書いてある内容は実に役に立つ。つまり下の音域から中間部の音域を経て上の音域へと綺麗に発音がつながるような基礎的な運指の特訓だ。現にこれを始めてからまだ合計で数時間程度なのだけど、発音に関してかなりの改善が見られた。

この音域だが、一番低いオクターブはシャリュモー音域といってサックス吹きならたぶん誰でも音が出せると思う。つまりリードの振動そのままの音域だ。普通なら、というかサックスなどの開管楽器ならそのまま2倍音を出せば次のオクターブとなるが、閉管楽器のクラリネットでは2倍音がなく、いきなり3倍音となるので同じ運指でもオクターブ違いではなく「1オクターブと5度」違いとなる。これがクラリオン音域というものでこの3倍音への切り替えが開管楽器奏者にとっては難しい。

それと下の音域と上の音域が1.5オクターブ離れていることになるのでこの間を埋める必要があり、ここをブリッジ音域と言って、これは運指がややこしい。

てなことでサックスやフルートみたいに素直じゃない管楽器なのだけど、これはこれで習熟するのが面白い。それに基礎練習以外でもMemories of youやIn a sentimental moodも両方気持ちよく鳴らせるようになってきたしね。とは言ってもどうにか出来るのはテーマメロディ部分だけでアドリブとかに必要な運指はまだまだ全然できない。これはまあ当たり前か。

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