DA21mm(換算31.5mm)F3.2 トリミング with KP
先日、新春コンサートを聴いた津の大ホールで今日はアルゼンチンタンゴの鑑賞。出演はFernando
Marzan Sexteto.セステートなので6人編成のバンドで、構成はリーダーのフェルナンドがピアノ、以下コントラバス一人、バンドネオンが二人、バイオリンが二人。これに男女一人ずつの歌手と4ペア、男女8人のダンサーが加わる。
ステージ中のMCは最小限で次々と本場のアルゼンチンタンゴを聴かせてくれる。ただ最初のうちはPA経由の音が耳障りだったのだけど、これは先日の新春コンサートでは生音をこの場所で味わっていたせいだろう。しかしそれも曲が進むに連れてさほど気にならなくなっていたのは演奏やダンスに惹かれていったからかも。
ダンスは男女ペアで行うあのタンゴ定番と言いたいところだが、実際にはそれもかなりアクロバティックな要素が多々あり本当に網タイツTバックで股広げたまま、なんていう場面が数々あって、一緒に行った母はここまで下品なものとはといささか面食らっていた。
まあしかし、タンゴの発祥自体が酒場であったというくらいだし、まあこんなものかと。でも確かに今日の衣装は(次々と衣装替えがあるのだけど)どれもスリットなんていう生易しいものではなく、ボクなどは綺麗な脚だなあと感心したものの、休憩中に後ろから聞こえた女性の声では「綺麗なお尻ねえ」と言っていたくらいだから衣装の見え方は推して知るべし.
ステージは前半が約1時間、途中の休憩を挟んで後半も1時間。アンコールの最後がラ・クンパルシータだったのはご愛嬌で、前半、後半の12曲ずつは本場のアルゼンチンタンゴがオンパレード。しかしやっぱりピアソラの曲はいいなあ。オブリビオンではダンサーの一人がアルトサックスでこの曲のメロディを吹いていたが、ことサックスとなるとボクは辛口になってしまうのでこの程度の音ではねえ、まあ色物から脱しないね。あとペアダンスはどれも素晴らしいのだけど特に曲の最後にピッタリ合わせたキメのポーズはどれもカッコ良かった。