日曜霧雨散歩 by KP
「春に3日の晴れ無し」というが、どうやらそれは本当のようだ。確かにここのところ3日おきに雨が降る。しかもそれが同時に「三寒四温」でもあって、今日などは午後の外気温が7度しか無い。昨日の半分以下だ。しかしまあこれが「一雨ごとの暖かさ」となるのならそれはそれで喜ばしい。
今日は3月3日で桃の節句、別名、ひな祭りの日でもある。といっても女の子に縁のない我が家なので格段の思い出とかも無いのだけど、ただ毎年この日はボクがチラシ寿司を作ることになっている。既成のチラシ寿司の素とかを使うのだけど、書いてある参考レシピだけでは物足りないから海鮮類をタップリと仕込んで割と豪勢なものに仕上げている。(意外にお金も掛かる)
でも今年の今日は日曜日なので、お昼は母を外食に連れ出すのが役目。これは亡き父がやっていたことを10年前からボクが引き継いでいる。ちなみに今日行ったのは二見の花栞(かかん)という中華料理の店で、以前はホテル最上階で宝林として営業していた人が新たに始めたところだ。以前に比べると新店は小ぢんまりしているが味は以前と変わっていないので安心した。
ランチの後は施設に叔母の見舞いに行ったが今日は寝てはいないものの、ほとんど意思の疎通はできず、うわ言のように話す本人の口から時々「死ぬ」なんて単語が出てくる。さらに眼は開いているのに顔をこちらに向けようとはしない。自分で死期が近いのを予感しているのだろうか。
帰りにドラッグストアなどに寄って買い物を済ませたりしていた。そんな今日だったので、自作のチラシ寿司は今年は無しでスーパーの出来合いのものを買ってきたが、例年と比べると今年のチラシ寿司は内容がずいぶん貧弱だ。まあ安いからねえ。