これがお屋根桜 by G1X Mk2
オヤネザラが満開になっていると聞いたので今朝はそれを見に行ってきた。といっても家から歩いて10分程度のところなのだけど、ここは外宮の南側にあって旧豊宮崎文庫跡地の一角でもある。
ただ単に桜を見て写真を撮ろうと思って出かけたのだけど、なんと今日は市の教育委員会の文化振興課員による解説まであるという日なのだった。でもボクが出かけたのは朝の9時半で、解説は10時からというので案内のパンフレットだけもらって後は自分で勝手に写真を撮って帰ってきた。
もらったパンフによると、このオヤネザクラというのは、豊宮崎文庫の創設時に、その主唱者の一人の権禰宜（ごんねぎ）であった出口延佳の家の屋根に生えた桜の苗を移植したもので、昭和3年に山桜の新種として認定されたものだとか。
ではその豊宮崎文庫とは何か？というと、慶安元年（1648年）に創設された神宮神職や師弟の修学の場、図書館としての機能を持った施設だったということだ。建物はその後の火災で無くなっているが、現在は南側に門と練塀、そしてその練塀に寄り掛かるようにして広がるオヤネザクラが伊勢市の指定天然記念物となっている。
