香辛料ではない by G1X Mk2
アフリカの北部には世界一の面積を誇るサハラ砂漠がある、というのは誰にでも良く知られていると思う。ついでに言うとサハラとは砂漠という意味なのでサハラ砂漠を訳せば「砂漠砂漠」と二重の言葉になる。タイのメナム川みたいなもんだな。それとサハラ砂漠の殆どは実は砂というよりは荒れた土で出来ているので、砂漠というより土漠というのが実態に近いらしい。
まあ実態はそんなサハラ砂漠ではあっても、もちろん一面が砂という如何にも砂漠を想像しやすいところもある訳で、それが例えばサハラの西の果てにあるモロッコのメルズーガ砂丘、これが今日の写真の左側の赤い砂。右側はサハラの東端に当たるエジプトで採取してきた砂、黄色いがターメリックではありません。どちらもサラサラの細かい砂粒子だけど場所によって色がこれだけ違う。
いきなりこんな写真を撮ったのは、実は自分の机の上の隅っこに去年から転がっているジップロックの小袋があって、そういえばこれはエジプトで採ってきた砂だったなあと改めて思ったからなのでした。せっかくなので2010年に行ったモロッコの砂を瓶から取り出して並べてみたということです。
これだけ色が違うというのはきっと砂に含まれる鉱物が違うからなのでしょうが、ナミブ砂漠やタクラマカン砂漠なども一緒に並べてみたら面白いだろうなあと夢想してしまった。