*** テキトー絵日記 ***

2019/06/28(金)

イタリア旅行記その(6)

大噴火したベスビオ山とポンペイ遺跡 with G1X Mk2

本日も午前中は移動に費やす。今日はローマから南へ240kmのポンペイを目指す。途中のドライブインで飲んだエスプレッソは美味しかった。1.5ユーロなり。

昼前にポンペイに到着して現地ガイドと合流しポンペイ遺跡を見て回ったが、遺跡全体の広さには驚くものの2000年前の都市遺跡としてはトルコのエフェソスやチュニジアのドゥッガなど、これまで見てきた古代遺跡と重なり感動するほどのことは無かった。ただ有名な人体(うつ伏せで亡くなっている妊娠した奴隷女)には驚いた。火山ガスであっという間に窒息したんだろうなあ。これが弥生時代のものだとはねえ。遺跡の中身もさることながら、この5つの村全体が厚さ7mもの火山灰で埋もれていたという事実がすごい。富士山が本格的に噴火したら東京は壊滅しそうだ。

観光の後、遅い昼食はポンペイのレストランにて、ペスカトーレスパゲッティ(アサリとムール貝)、シーフードフリッター(イカとエビ)、レモンケーキ、だったが缶ビールも大瓶の水も何でも1つ6ユーロなのには恐れ入った。まあ確かに観光地値段ではありますが780円の缶ビール、780円の水とはねえ。

食後はさらに南へ320km走って今夜の宿泊地、アルベロベッロを目指す。今はその車中でこれを書いているが、このミニノートPC風なポメラにして大正解。というのも折り畳み式だと揺れる車中では使いにくいと思うから。

2時間走ってドライブイン、待ってましたとまたエスプレッソ。今度の店は1.3ユーロなり。しかしどこで飲んでも美味しいなあ。こんなの飲んでると自宅で飲んでるUCCのエスプレッソポッドをどうにかしたくなっちゃうじゃないか。


南イタリアに入ると沿道の景色が北とは全然違う。
つまり農業や牧畜が主だということがよく分かる。

休憩後、バスは再び走り出した。途中の沿道ではキョウチクトウが沢山咲いていてとても綺麗。一説によるとこのキョウチクトウは空気を浄化する作用があるというので積極的に植えられているとのこと。 休憩後、バスはまた2時間ほど走ってようやく本日の目的地、アルベロベッロに到着した。ここはブーツ形のイタリア半島のヒールの付け根付近になる。夕食はホテルでブロッコリーソースのオレキエッテ(耳の形をしたショートパスタ)、このソースは初めて食べたがとても美味しい。メインがチキンのグリルで、皮がパリッパリで北京ダックか?という風だった。でもたっぷりのパスタを食べた後ではこの量は多すぎるよ。そういえばスペインでもチキンはボリューム大だったなあ。デザートはフルーツの盛り合わせということだったが、食べやすいのはこの地方特産の(アメリカン)イタリアンチェリーだった。

食後はせっかくなので世界遺産のアルベロベッロの夜景を味わいましょうと散策に出た。風情のあるトゥルッリ(三角屋根の家)が並んでいて趣がある。昼間は世界中からの観光客がこの狭いところに殺到するのでとても混雑するそうだが、夜の9時半ともなれば人も減って散策気分には絶好だった。今日は金曜日なので広場ではちょうどお祭りが催されていて、ステージではロックバンドが演奏中だった。こんな時間でも外でロックバンドが音を出せるというのも住民の理解があるからだろう。


トゥルッリ@Night

*旅サラダという日本のテレビ番組で紹介されたばかりという現地在住の日本人妻、陽子さんが自分の「陽子の店」にツアー客をまるごと誘導することには添乗員氏は苦笑するばかり。ボクも記念のマグネットを彼女の店で1.5ユーロで買ったが、隣では同じものが1ユーロで売っていた。ちょっとアコギだよねえ、、。

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