*** テキトー絵日記 ***

2019/06/30(日)

イタリア旅行記その(8)

アマルフィの手前の村 with G1X Mk2

今朝はホテルを出て約10km離れたナポリ港へ。ここから船でカプリ島へ渡る。満員のジェットフォイルで45分ほど。着いたらもっと小型の船に乗り換え青の洞窟入り口まで。しかし今日は日曜日ということもあって洞窟に入る順番待ちの船が半端なく多い。おまけにエンジンを切った小型船は縦揺れ横揺れとも良く揺れる。結局この海の上で1時間半ほど待ってやっと4人乗りの手漕ぎボートに乗り換え洞窟に入った。昨日は風が強く入れなかったそうなので今日のボクたちはラッキーだった。


入り口で入るタイミングを図る順番待ち

洞窟入り口は身を屈める必要がある上に、波の上下で入るタイミングを計る必要がある。このタイミング待ちの時に押し寄せる波のしぶきで結構びしょ濡れになった。服はともかくカメラのレンズが波をかぶったので中に入ったら撮影しようと待ちかまえていたボクは少々慌ててしまった。


(左)洞窟に入った直後デレンズがびしょ濡れ(右)レンズを拭いて撮り直し

洞窟の入り口はかなり狭いが中は結構広い。とは言っても奥は真っ暗で今入ってきた入り口方面が青く光った水面になっている。この中を1周すると船頭さんにチップを1ユーロ、2周すると2ユーロ払うことになっているそうだがボクたちは1周だけで出た。


この青の洞窟までの往復を含め、今日は強烈な日差しの海上に3時間近くいたことになる。特になにをした訳でもないが、これだけで結構疲れてしまった。ところがカプリの港へ戻ったら次のソレント行きの船の予約時間まで45分しかないことになり、海沿いのオープンレストランでのランチは非常に慌ただしいことになった。プリモはカプレーゼ、セコンドはシーフードリゾット、デザートはスイカ。カプレーゼが美味しいのは本場のモッツァレラチーズだからだと思う。でもバジルの葉はケチってませんか。


モッツァレラは本場ならではの美味しさ

という訳で忙しいランチを済ませ13時の船でソレントへ。帰れソレントへ、のソレントだ。あの頃は日本でもイタリアのカンツォーネが流行ったものだ。乗船時間は30分ほど。


カプリ島

ソレントでは小型バスに乗り換えて大型バスの入ってこられる駐車場まで海岸線の崖を上を目指して走る。そして今度は崖上の狭い道を海岸線に沿って世界遺産のアマルフィまで走る。崖の中程に作られたこの道は決して広くはないのに対面交通で、そこに両方から大型バスが出会うとすれ違うまでに驚異的な技量を必要とする。よく1センチ単位なんて言うが今回はミリ単位!だった。しかも面白いことに、こういう交通難所となるとあちこちから世話焼きのにわか誘導員がいろいろ現れることで、右側を見たり、後ろの乗用車をバックさせたり、必要に迫られてのことだと思うが世話好き気質がよく出ていると思う。


アマルフィまでの崖道は途中、何カ所か素晴らしい景観があり、織田裕二が主演した映画「アマルフィ」はこのアマルフィ手前の町で撮影されたそうだ。ちなみにアマルフィが日本で有名になったのはこの映画がきっかけだったそうだ。ところがそのアマルフィの町そのものはイタリアの他の観光地同様、大勢の観光客でごった返すゴチャゴチャした土産物街でしかなかった。映画が手前の町で撮影されたというのも良く分かる。


こんな美しい湾がいくつも連なる海岸線だ

この後、バスで70km離れたナポリへ戻り、Accid Jazzが流れるモダンで洒落たレストランにてサラダ(というのはちょっと情けない内容だ)とピッツァ・マルゲリータ(これは流石の美味しさ)、パイ(何のパイだったか思い出せない〜)。



ナポリのピッツァは流石の美味さ

夜9時頃にホテル到着、これにてイタリア旅行10日間、実質7日の現地観光が終わった。

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