with KP with 10-17mm
木曜日なので恒例の図書館。しかし自習フリーなので日本カメラとPENの2誌を熟読。というほどでもないのだけどまあパラパラと。決定的瞬間を唱えたアンリ=カルティエ=ブレッソンが自身の代表作「サン=ラザール駅裏」でトリミングを施していたことは有名な話だけど、それが伝わるまで写真はノートリミングを主張していた人たちには大いなるショックだったろうと思う。
これね。
スポーツカメラマンはバットを振り切った瞬間と打たれたボールを同時に一枚の写真に収めるのが名人芸みたいに言われていたことがあったが、あれだって実際のところ、高速のモータドライブで連射したうちの一枚だし、今なら4Kで動画を撮っておいて、その中から一枚の静止画を切り出せばいいのじゃないかな。近い将来、静止画だけのカメラは無くなると予想したプロカメラマンもいた。
たしかに業務優先、効率優先で考えればそうなっていくのかもしれない。でも居合抜きのような、あるいはスナイパーのような単発必中という切り口は少なくともアマチュアの世界には残っていくだろうと思える。なぜなら個人の好みという世界では必ずしも便利がいいとは限らないからだ。あえて不便なものを愛する頑固者は何時の世だっているはずだから。
もっともその不便さというのも時代によって違うだろうけど。
駐車場に戻ったらこの表示。41度を見たのはこの夏2度目だ。
ちなみに図書館から自分の部屋に戻ったらその時の室温が35.3度、湿度56%。猛暑の午後3時半。明日はさらに暑くなるらしいゾ。