左がKindle、右がSonyのReader with G1X Mk2
ことの発端は黒部渓谷に興味が出たのでダムを建設するために前人未到の黒部渓谷に入ってトンネル工事に当たった先人たちの記録でもある「高熱隧道」(吉村昭)をいつものようにSonyのReaderで読もうとリーダーショップから本をDLして電子書籍として読み始めたことだった。←句読点の読点無し文になってしまった。
ところがこれが5ページから先になると<書籍を認識できません>という初めて聞いた警告文とともにそれ以上進めなくなってしまった。念の為ダウンロードもやり直してみたが結果は同じ。そこでソニーに「ひょっとしてファイルが壊れてませんか」と問い合わせのメールを出しておいた。
連休があったので時間が掛かったがやっとその返事が来て、そしたらなんと「この書籍はお客様の機種ではご利用頂けません」と言うじゃないか。えーー、ソニーのリーダーショップで買ったのに、それがソニーのリーダーで読めない?!どういうこと?
どうやらこれはボクの持っている初代機種より後から発売されたWIFI対応機種なら読めるようなのだ。しかしねえ、新しくするにしても過去の遺産は継承するのが誠実な商売ってもんでしょ。と憤ってみても仕方ないので、その後継機種はどういうスペックで幾らぐらいなのかなとチェックしてみてまた驚いた。なんとすでに取り扱い停止になっているではありませんか。
つまりボクが知らないだけで、ソニーはすでにこの携帯型の電子書籍事業から撤退してしまったようなのだ。えーー、じゃあ今後はどうなるのだ?一旦電子書籍に慣れてしまうと今更紙の本を買う気になれないしなあ。なんといってもアドバンテージはその携帯性で、2011年から使い始めたボクのリーダーには調べたらすでに180冊ほど入っている。これが紙だったら物凄く場所を取るぞ。
てな訳で急遽、最近発売されたKindle10を注文して、先程それが届いたのでこうして新旧の記念撮影をしてみたわけだ。しかしこうして比べるとリーダーのほうが画面は薄暗いが目には優しい気もする。Kindleも明るさ調整は出来るみたいだけど色は変えられないのかな。